それはレンズのせいです。背景をぼかせるレンズにつけ変えましょう!
写真のボケ具合と明るさを調整するには、F値(しぼり)、シャッタースピード、ISOという3つの要素があります。
今回はF値にスポットを当てて、ボケ感を調整するコツをご紹介します。
F値とは、レンズの明るさを示す指標で、F値が小さいほどレンズは明るくなります。(ちなみにF値のFは「焦点の」を意味するfocalのこと)
まずお持ちのカメラをAvモード(絞り優先モードにしてください)
明るいレンズに付け替えよう
「明るいレンズ(光がたくさん取り入れられるレンズ)」とは、F値が小さいレンズのことです。
↓たとえばこちらのレンズのFの値は1.8。

出展:canon(EF50mm F1.8 STM)
↓こちらのレンズのFの値は一番小さくて3.5です。

出展: canon(EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS II)
このように Fが0に近いレンズを「明るいレンズ」と言い、F値が大きいレンズを「暗いレンズ」と言います。
明るいレンズ(F値が小さいレンズ)
2つのメリット
①F値が小さければボケまくります。
ピント面を自分で調整しやすくなります。
例えば、F1.4だと子供のまつげに合わせて写真を撮るなんていうこともできる。

F値を理解すれば、あえてボカしすぎずに、顔全体にピントが来るように撮ることもできます。

↑こちらの写真は F5.6。
このようにボケの具合はF値と大きく関係します🎶
②F値が小さければ暗い場所でもOK。
暗いとオートフォーカスが反応しなくなりますが、明るいレンズを使えば反応できる幅が増えるため、少し暗くてもお手軽に撮れちゃいます✨
ここまででお分かりでしょうか?
F値とは、明るさやボケを機械的に調整できるものです!
次にF値を利用した作例をご紹介します。
F値でピントの具合を調整
F1.4 → 被写体以外ボケてる写真 (人物写真などに、多く使用します)
F11 → 全体がクッキリと写っている写真(風景など、すみずみまではっきり写したいときに多く使用します)
作例

F1.4 SS500 ISO100

F5.6 SS500 ISO1600

F11 SS500 ISO6400
気づいた方は中級者カメラマン!!
そう、上記3枚は同じ明るさで撮影しています。
シャッタースピードは一緒。F値とISOが変化してます。F値を絞れば絞るほど(数字を大きくするほど)ほど光が必要になるためです。
F値を変えるだけでこんなにも印象が変わるんですね!
思いっきり背景をぼかすものよし!はっきり写すのも良し!表現の方法は十人十色📸
少し難しくなってしまったので、ISOとシャッタースピードについてはまた次回の記事で!
背景をぼかすのにオススメのレンズはこちらの記事をチェック!
●ボカして撮りたい時はコレ!ママの知らないコスパ最強レンズ。
Photo : よっしー