小さいお子さんがいるお家で、「早くから何か幼児教室とかで言葉を覚えさせた方がいいの?」「何か勉強させた方がいいの?」という声を聞いたことがあります。


言葉をたくさん覚えさせたい、早くおしゃべりが上手になってほしい、という親心はもちろん誰にでもありますが、無理に勉強させても逆効果だったりします。


そこで今回は、楽しく遊びながら言葉に触れることができる遊びを紹介していきます。

「お勉強」だとやる気が出ない…

「言葉」と聞くと、勉強をしなくてはいけない感じがしませんか?


幼児向けの教材を買ったり、習い事に通ってみたり…。でも、子どもって興味のないことや楽しくないことだと、なかなか身につきません。


たとえば、言葉が少なくても好きな電車や車の名前はいっぱい知っている、好きなアニメの歌ならすぐに覚える、そんなお子さんは多いですよね。


もちろん大人だって同じ。楽しくない英単語より、好きな映画のセリフの方が覚えられます。


覚えさせよう、勉強させようとしても難しい。でも、楽しいことならできるんです。

言葉にいっぱい触れるおすすめの遊び


勉強ではなくゲーム感覚で楽しみながらできる言葉遊びはいっぱいあります。


小さいお子さんから小学生くらいまで、幅広くできる遊びばかりですよ。

①「あ」から始まるものなーんだ?

まずは、言葉探しです。指定した一つの文字から始まる言葉をいっぱい言っていきます。


たとえば「『あ』から始まるものなーんだ?」と言えば、「アイス」「あめ」「ありさん」など、小さい子でも出てきそうなものがたくさんありますよね。


もちろん、人の名前でもOK。お子さんが考えた面白い言葉でもOK。


考えることに意味があるので、「何それ、どんなもの?」と話を膨らませてみるとより楽しいですよ。


どんどん言葉が出てくる子には、「『た』から始まる食べ物なーんだ?」「『う』から始まる生き物なーんだ?」など少し難しくしてみましょう。

②スリーヒントクイズで出題者に!

スリーヒントクイズとは、3つのヒントから答えを見つけ出すゲームです。


たとえば、「丸くて…、赤くて…、おいしいものなーんだ?」という感じです。


私の考える答えは「りんご」ですが、他の答えもきっとあるでしょう。


お子さんが問題を出す側になるのも面白いです。


答えになるものをイメージして、それを言葉に直していくので、結構頭を使いますよ。


交代しながら問題を出し合えば、大人の言葉を聞いていろんなヒントの出し方も覚えていけます。


はじめは簡単な問題しかできなくても、少しずつ面白いヒントが出せるようになります。

③定番のしりとり遊び

しりとりは言葉遊びの定番です。たくさん言葉を知っていないと難しいので、少し年齢が上がってきてからがいいかもしれません。


言葉のお尻を取って頭にするというのは、なかなか難しいことなので、はじめは「次の言葉は〇だよ」と教えてあげるのがいいでしょう。慣れてきたら、自分で考えることができるようになってきます。


年長さんくらいになってきたら、しりとりではなく「中とり」なども面白いです。


3文字限定のしりとりで、言葉の真ん中を取って頭にしていきます。


大人でもなかなか難しい、しりとりのワンランクアップバージョンです。

④聞く力と覚える力が育つ「伝言ゲーム」

伝言ゲームは、相手の言葉を集中して聞くだけでなく、伝えるために覚えるという力もつきます。


最初は短い言葉から、徐々に長くしたり文章にしたりするといいでしょう。


家族でやろうとすると数が少ない場合もあるかもしれませんが、誰かひとりに伝えてもらうだけでも伝言ゲームになります。


「パパに『明日のご飯は何がいい?』って伝言して」とお子さんに耳打ち。


上手にパパに伝えられたら今度はパパから「『カレーライスがいい』ってママに伝言して」とママまで回してもらいましょう。これだけでも立派な伝言ゲームです。


完璧に合っていなくても、まずは内容がだいたい合っていればOK。


完璧な言葉にチャレンジする時は、あえて呪文みたいな変な言葉にするとお子さんも楽しめますよ。

⑤逆さ言葉は「言葉」をイメージする力がつく

逆さ言葉遊びは、少し年齢が上のお子さん向きです。「『かえる』を反対から読むと何になる?」という感じの遊びですね。


耳で聞くだけでは難しいので、はじめは文字を書きながらやってみるといいでしょう。


また、お菓子や商品の名前を見て、反対から読んでみたりするのも面白いですね。


文字が読める方が理解が深まるので、これは字が読めるようになってきたお子さんにおすすめです。

⑥わらべうたや絵本は言葉の宝箱

うたや絵本は、言葉に触れる絶好の機会です。特に昔ながらのわらべうたは、小さい子でも大丈夫。


同じ言葉の繰り返しだったり、面白い言葉が並んでいたりするので、楽しく言葉に触れられます。


また、絵本も赤ちゃんの頃から読むことができますね。


シンプルな絵本は、動物や食べ物などものの名前を覚えるのにもとってもいいアイテムです。寝る前のほんの数分でもいいので、読み聞かせをしてあげるといいですね。


ちなみに、子どもは同じ絵本を何度も読みたがりますよね。


保育園から毎回同じ絵本を借りてくるなんてこと、ありませんか? 我が家はそんなことばかりでした。大人は飽きてしまいますが、子どもにとってはそれだけ興味があって楽しい絵本だという証拠です。


はじめにお話ししたように、子どもは興味のあることはどんどん覚えます。


興味のある絵本から得たものは、しっかり身についているはずですよ。

好きなことなら子どもはどんどん吸収します!


今回紹介した言葉遊びは、特別な道具はいりません。いつでもどこでもできるうえに、ちょっとした隙間時間でもできます。


車で移動している時、夕食の準備をしている時、お風呂に入っている時などに、「それではクイズです!」なんて始まったら、ワクワクしますよね。


もちろん、無理にやる必要はありません。無理にやってしまっては、勉強と同じですからね。


お子さんが「やりたい!」「楽しそう!」と思ってやってくれる遊びが一つでも見つかれば、それだけでOK。


紹介したものに限らず、お店やさんごっこやお家ごっこなど、言葉に触れる遊びはいっぱいありますからね。


遊びや生活の中で、自然に言葉に触れていくことが、言葉を覚える一番の近道です。無理せず、楽しいことや好きなことを見つけて、一緒に楽しんでみてくださいね。