「子どもが食事中に席を立ってしまう…」という悩みを抱えている人は、きっと多いのではないでしょうか。


何度も注意したり、席を立ったら食事を終わりにしたり、いろんな工夫をして頑張っていると思います。でも、うまくいかなくてついつい怒ってしまう…そんなこともありますよね。


そんなご家庭で、ぜひチェックしてほしいことがあります。これからお話することに当てはまるなら、ちょっと工夫するだけで食事の悩みが解消するかもしれませんよ。

子どもが食事中に落ち着かない理由

子どもが食事中に落ち着かないのには、何か理由があるのかもしれません。


ご家庭の食事風景を思い出しながら、チェックしてみましょう。


①テレビが点いているなど、気になるものがある

これはきっと気にしているご家庭が多いでしょう。食事中はテレビを消す、自分が子どもの頃からよく言われていることですからね。


また、意外と気になるのがおもちゃ。片付いていたとしても、食事の場所から見えると気になってしまいます。


「早くあれで遊びたいな」「あそこにあるのは何だろう」と考えていると、食事に集中できなくなってしまうんですね。

②足が床についていない。

床に座るのではなく、テーブルと椅子で食事をするご家庭も多いと思います。


子どもにとってテーブルはまだ高いですから、子ども用の椅子を使って高さを調節していることでしょう。


さてこの時、お子さんの足はどうなっていますか? 足を置く場所がなくて、ブラブラしていることが多いのではないでしょうか?


実は、足がブラブラすると集中力が下がってしまいます。大人でも、足がつかない椅子はなんだかソワソワしませんか?  それよりは、足がついた方が落ち着きますよね。


食事中に足がつかないというのは、それだけでソワソワ落ち着かない原因になっているんです。

③大人が自分の用事で席を立っている

意外と見落としがちな原因がこれ、「大人が席を立っている」です。ちょっと調味料を取りに、ちょっとお皿を片付けに、そんな感じで席を立つことありませんか?


大人からすると、用事があって立っているから仕方ないと思うかもしれませんが、子どもにはそんな事情は関係ありません。「ママが立っているから私もいいんだ」と考えてしまうこともあります。


そうでなくても、誰かが席を立っているだけでちょっと落ち着かないのは、大人も同じですよね。

④お腹が空いていない

そもそもお腹が空いていないから食事に集中できない、ということもあるでしょう。特に小さいお子さんは、時間になったからご飯という大人の都合に、体がついてきていないこともあります。


お腹が空いたから食べる、というのが本来自然な状態。


大人に当てはめてみても、お腹が空いていない状態で食卓に座っているように言われたら、ちょっと苦痛じゃありませんか? もしお子さんがお腹が空いていないのであれば、そんな気持ちなのかもしれませんね。

座って食べられるようになるには?


ここまで紹介した中に当てはまるものがあれば、それを改善してみましょう。それだけで食事への集中度がアップするかもしれません。

①おもちゃを片付けて、テレビを消す。

まずは、テレビを消しましょう。そしておもちゃが出ていれば片付けてから食事にするといいですね。


もしお子さんが座っている場所からおもちゃが見えるなら、席を移動したりおもちゃを隠したりしてみましょう。


気になるものが視界に入らないようにするだけで、目の前の食事に集中できるようになります。

②踏み台を置いて、足がブラブラしないようにする。

足がブラブラしているなら、足をしっかりつけられるような工夫をしてみましょう。


特別なものを買ったりしなくても、家にあるもので足場を作ることができます。


例えば、大きい積み木やブロック、空の段ボールなどでもいいでしょう。牛乳パックを貼り合わせて手作りの踏み台を作ることもできますね。高さを合わせて足元に置いてあげれば、足場が完成です。


保育園でも、足がつかない子には積み木を用意したりして足の置き場を作ってあげていました。ある時とない時では、集中力が目に見えて違うほど、効果があるものですよ。

③大人も最後まで席に着いている。

これは大人が意識するだけなので簡単ですね。「いただきます」から「ごちそうさま」までは、席を立たないようにしてみてください。


そのためには、使いそうな調味料をあらかじめ出しておくなどの工夫が必要ですね。


でも、なるべく早く片づけをしたいという気持ちもあるかもしれません。お子さんの食事に最後まで付き合えればいいですが、忙しいとそうはいきませんよね。


なのでせめて、自分の食事が終わるまでは席を立たないようにしてみてください。そして、自分が終わったらきちんと「ごちそうさま」を言って区切りをつけてから立つようにしましょう。

④いっぱい遊んでいっぱい寝て、生活リズムを整える。

食事を集中して食べるには、やっぱりお腹が空いているのが一番です。いっぱい体を動かして遊ぶことももちろんですが、大事なのは生活リズムを整えること。


決まった時間に起きて寝ることが、食事の時間にお腹を空かせる一番の近道だと思います。


また、おやつは必要ですが、食べすぎたり食事の時間に近すぎたりしないように気を付けましょう。もしご飯の直前におやつを食べたいと言ったら、「じゃあご飯しっかり食べてからデザートで食べようか」とご飯の後に持ってくるといいと思います。

まずは原因を探ってみよう!イライラも減るかも…?



食事に集中できない理由は様々です。今回紹介したもの以外にも、好き嫌いがあったり、食が細かったり、いろんな理由があると思います。


でも、何にしても子どもなりの理由があります。今回紹介したように周りの環境に理由があるなら、それを取り除いてあげることは難しくありませんよね。もしそれでちょっとでも落ち着いて食事ができるようになったら、お子さんもきっと嬉しいと思います。


食事中に席を立たれると、ついつい怒ってしまいたくなりますが、ちょっと我慢してまずは原因を探ってみましょう。ほんの少しの工夫で、落ち着いて食事ができるようになると思います。


おいしい食事を囲んで、家族で楽しい時間を過ごせるといいですね。