1歳~3歳までのお子様をもつ保護者様にとって、食事における悩みの一つに「遊び食べ」があると思います。


食べ物をぐちゃぐちゃにしたり、わざと床に落としたり、他に気が向かってしまい集中して食べてくれなかったり......挙げればキリがないほどご家庭ごとに悩みがあると思います。


遊び食べは、大人をイライラさせることもありますが、これはお子様が食べ物に興味を持ち始めたという印でもあります。


大人から見ればただ遊んでいるとしか映らないかもしれませんが、お子様はお子様なりに一生懸命食事の自立に向かって色々と学習しているのです。


また1歳を過ぎて段々と自分で歩けるようになると、お子様の世界はこれまでと一変します。


興味はこれまで以上に広がりますし、探究心も強くなります。この頃のお子様に、いつもきちんと座って食事に集中しろというのは、とても難しい注文になります。


すごくお腹が空いているのならば別ですが、食べること以外に興味が見つかれば、すぐ椅子から降りて好きな場所に行ってしまいます。


これは1~2歳のお子様にはごく当たり前の姿になります。


どのように対応したらいいのでしょうか。

集中力が欠けた場合 

①気が散るものは片付ける!

おもちゃや絵本などは見えない場所に隠し、テレビがついていたら消してコミュニケーションをしながら楽しく食べられる環境を作りましょう。

②テーブルと椅子の高さを合わせる!

テーブルはお子様の胸とお腹のあいだの当たりにくるようにしましょう。背筋が伸び、足の裏がついている事がポイントです。

③手づかみ食べができるメニューを!

自分の手で食べれば、自然と食事に集中できます。おにぎりやウインナー、根菜類の煮物や野菜スティックなどがいいでしょう。

食べ物をぐちゃぐちゃしたり、投げたりする場合

①食事をする時は大人も一緒に

パパママがしょっちゅう席を立つとお子様も落ち着きません。


途中で席を立たなくていいように、おしぼりや台布巾など必要なものは前もってテーブルに用意しておきましょう。

②遊び食べを叱らない

お子様にとっては、遊び食べをしている自覚がありません。


その都度叱られていてはお子様の食事が楽しくなくなってしまいます。


  • 「人参さんが食べてほしい~って言ってるよ」
  • 「スプーンさんが痛いって言ってるよ」
  • 「遊んだら、パパ(ママ)悲しいなぁ」


など、食べ物や保護者様自身の気持ちを伝えるといいでしょう。

③構いすぎず、時には知らん顔を

知らん顔をしながら、楽しく食べているところをお子様に見せましょう。


「なんだか楽しそう」とお子様の方から関心を示すかもしれません。

④ごちそうさま、と声掛けをして食事をきりあげる

お腹がいっぱいで食べられないから遊んでしまう時もあるかもしれません。


お子様の様子を見て、「ごちそうさましようね」と区切りをつけてかたづけましょう。


実際に私が働いている保育園ではお昼の給食の時間は大体30分を目安としています。


お子様の集中力も20分~30分と言われているので、長く座ってればいいという話でもありません😌

食事と遊びのけじめがない場合

遊びの気分を引きずったまま食事につくと、そのまま食べ物をおもちゃにしがちです。


食事をする時は、遊びの区切りがついたところで声をかけましょう。


お子様は、いつもと同じことをするのが好きです。


食事を始めるまでの一連の流れを作り、毎回その流れを繰り返すことで、楽しい気分で食事モードに入ることができます♬︎

保育園でやっている実践例

私の保育園は、次のような流れを作っています。


・お歌を歌いながらおもちゃを片付ける。

・手を洗いにいく。

・席についたら手遊びや紙芝居・絵本などで気持ちを落ち着かせる。

・今日のお野菜ということで、実際に給食に出ている野菜を紹介し、食へ興味を移行させる。

・お食事を運ぶ。

・いただきますをする。


ご家庭でも是非参考にしてみてください。


3歳以降になりますと、遊び食べは徐々になくなってきます。


ある程度けじめをつけながら、おおらかな気持ちで上手に対応していきましょう!